時短レシピとは
時短レシピとは、クソ忙しいがしかし腹は減る人間たちがいかに素早く簡単に栄養を取りつつ、しかし時間はかけずに飯をこさえるかというスポーツのようなものである。
実際どんなレシピなの?
こんなのは簡単である。
材料が単純であり、衛生的で摂取時加熱必須でなく、また熱を加える時間が少なければ少ないほど調理は短く済む。
しかし日本人とは温かいご飯にこそエモさを見出し、またその温かいご飯に安らぎを抱くのである。
例えば、お湯を沸かすときには鍋ではなくやかんを、また、電子ケトルで沸かしてしまえば時間は少なくて済む。
電子ケトルの使用電力は見て見ぬふりをしよう。
例)みそ汁
みそ汁は侮るなかれ、沸騰させ野菜を煮るという工程を要する時短の敵である。
なので、野菜は切っておいたものを使いたいし、なるべく乾物で済ませたいのが時短魂である。
ケトル湯でつくるみそ汁、
具としてお薦めなのは、
- 乾のり:言わずと知れたアオサと言う素晴らしい海藻。お湯に入れるだけですぐ食える。食物繊維・ミネラル。
- 乾燥ワカメ:乾のりよりは出来上がりに時間がかかるがこちらも投入してから2分以内で食える。食物繊維・ミネラル
- おだしが染みた乾燥油揚げ:最近スーパーで細かく切ったものが売られている。タンパク質鉄分を含み素晴らしい栄養パフォーマンス。
- 仕込んでおいた冷凍小口ネギ:これが良いパフォーマンスを発揮する。安い時に大量に購入し冷凍しておくだけだ。いつでも簡単にねぎを料理にアサイン。
冷凍野菜
勿論、冷凍野菜自体を業〇スーパーや、卸なのに個人にも売ってくれるサトー〇会(宮城だけ?)様は時短の親友としてヘビー来店必至だが、自分で冷凍しておくと奥行きが広がるのである。
では、何をどんなふうにストックしておけばよいのかお勧めを紹介しよう。
冷凍小葱
勿論、時短の親友でも安く買えるが、柔らかさで考えると圧倒的に自前ストックが良い。噛んでみた時にわかる。自分で用意した小ねぎは一度冷凍したからかそのままでも甘くてうまい。
保存方法は以下の通り行うことで、あまりくっつくことなくしばらくもつだろう。
- 小ねぎをどっかからか買ってくる。
- 小ねぎを洗って水分を拭く。
- ビニール袋にキッチンペーパーを入れてその上から小口ネギ化したねぎを入れていく。
- ビニール袋の口を縛って冷凍庫に放り投げる。
冷凍ビーツ
いきなりマニアックすぎるだろうと思うかもしれないが、これとバターときのことめんつゆをご飯に入れて炊くと子どもの興味をそそりまくる謎のピンク色の美味しい炊き込みご飯がすぐ作れるのだ。ビーツは赤い蕪だ。宮城県だと冬にスーパーで結構見かける。
- ビーツをどっかからか買ってくる。
- ビーツを洗って皮をむく。そしてさいころの形状に切っていく。
- ビニール袋に何も考えずに入れていく。
- ビニール袋の口を縛って冷凍庫に放り投げる。
冷凍春菊の茎
捨てる所ではない。食う所だ。こちらも小口に切っておいて、全ての料理の豚挽き肉にいれると嵩マシ出来る上に食物繊維が取れるぞ。
- 春菊をどっかからか買ってくる。
- 春菊を洗って葉と茎を分ける。葉は生でサラダにすると甘いぞ。耐熱でレンチンで塩昆布と合えても美味いよな。
- 小口切りにしてビニール袋に何も考えずに入れていく。
- ビニール袋の口を縛って冷凍庫に放り投げる。
冷凍にんにく
にんにく使い切れない?嘘つくな。冷蔵庫に入れて損してるぞ。
- にんにくをどっかからか買ってくる。
- そのまま冷凍庫に放り投げる。
使う時にバリッと割って、ちょっと1~2分放置してから皮剥いてごらん、一瞬で剥けちまうぜ!苦労していた生時代を呪いたくなってくるくらいだ。半解凍状態でニンニクを切ると異常に切りやすい。不思議。
冷凍千切りニンジン
人参シリシリ食いたいか。ならばいったん冷凍しろ。あっという間に火が通るし、既に組織が崩壊したせいか一瞬でシリシリに。シーチキンと卵とかつおぶしとめんつゆの投入ですぐに食える。
- 人参をどっかからか買ってくる。
- 人参をまるごと掴んで、斜め同じ方向に薄く切っていく。
- 途中横倒しにしながら細切りにしていく。
- ビニール袋に何も考えずに入れていく。
- ビニール袋の口を縛って冷凍庫に放り投げる。
まだ時短レシピが欲しい?
しかたないな、欲しがり屋さんめ。好評なら第二弾が…あるかもしれないしないかもしれない。
ここまでお付き合いいただき誠にありがとうございました。