真・最後の晩餐

まずは、今回の10月臨時法改正の対応もリモートワークで対応を行い、乗り切ることができたとみております。
引き続き、ケア樹をよろしくお願いいたします。

 

さて、話は変わりますが皆様、最後の晩餐、いわゆる、人生最後に何が食べたいという質問に何を答えるでしょうか。
この答えの上位のランキングとしては寿司、焼肉、卵かけご飯、果物等があがるのだそうです。

ただ、実際にはどうでしょうか。死が訪れるタイミングというのは自分やその身の回りの方でさえ
時期を知るのは難しいものですから、その時に何を食べることができるのかにもよってくるでしょう。

突然の死はともかくとして、老衰の死の間際というのは、食欲が落ち、食事をするための機能も弱くなり、
本当に食べることができるものというのが限られてまいります。

先日、私事になりますが、私の祖母が老衰で亡くなりました。92歳でした。
葬儀の合間に聞いた話ですが、最後に食べたのは、お菓子のチョコパイだったそうです。
もともと甘いものは好きだったので、アイスや果物などは食欲が落ちても
食べてくれていたそうですが、やはり、食べる量というのは減っていたそうです。
2口3口くらい口を付け、もういらないと突っぱねていたようでした。

それでも、お菓子のチョコパイが久々に目の前に来た際に、残すことが多かったにもかかわらず、
1個丸々、とてもおいしそうに食べてくれた、とのことでした。

そしてそれが、祖母の最後の晩餐となりました。
(あとは、山ぶどうジュースといった飲み物もでしたが)

甘いものが好きだったという意味では、最後の晩餐の要望はかなったということにはなるでしょうか…。

 

これもまた、一つの例ではございますが、皆様。
最後の晩餐は何がいいか、そして、実際には何を食べることができるだろうかも
改めて考えていただければと思います。