求職者の心に刺さる「コピーライティング」

こんにちは。
ケア樹営業部の樋口です。

2023年も始まりましたが、コロナ禍で求人の応募者が益々減って、人材の取り合いになっていませんか?有効求人倍率は昨年より良好と言っていますが、求人広告を打っても反応なく昨年以上に苦しい。また電気代や人材紹介費用の値上がりなど、施設運営側が頭を悩ませること続きとお聞きします。

できれば求人費用は抑えたい!!というのが本音ではないでしょうか?

今回もわたし(樋口)が、介護事業所で求人担当だった経験から事業所様が、すぐに使える「求人ノウハウ」を投稿させていただきます。

よろしければ最後までお付き合いください。

 

第4話は求職者の本音を刺激する文章術について触れていきます。

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第4話
求職者の心に刺さる「コピーライティング」

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1.求人情報のよくある落とし穴

皆さんの事業所では、求人サイトに「求める人物像」「(求職者に)期待したいこと」ばかり記載していませんか?

私もはじめは、うちの施設はこんなに他の施設と違うんだ!

例えば、人型コミュニケーションロボット(ペッパーくん)がいる、海外から施設見学者くる。海外の介護施設を見学する研修制度があるなど「意識高い系」の人が望む情報ばかり掲載していました。

ところが、ある時に気づいたんです。
(介護)業界に「意識高い系」の人材はどれほどいるんだろうか??
そこで施設見学に来てくださった求職者さんにアンケートと取ってみました。

【質問】
あなたが介護業界を志望した理由は何ですか?

【回答】
・(暑さ・寒さ・雨・雪など)天候の影響なく働くことができる。
・不景気でも職を失うことがなさそう。
・年齢に関係なく長くできそうに感じた。
・資格をとってさえいれば、どこでも勤められる。
・給料は安いけど、安定して(給与が)でる。

正直「えーーー」って感じでした。
だ、だれもペッパーくんや海外研修制度なんて望んでないじゃん(汗汗

 

2.マズローの欲求5段階説を使うべし

そこで応募してくださった求職者さんのウォンツ(wants)に応えるには、どうしたら良いか知人と飲んでた会話の中でひらめきました!

あっ!?なんか昔授業でやった覚えがある「マズローの欲求説」を求人情報にあてはめられないだろうか。

今回の場合、求職者さんは

第2段階:安全欲求 → 心身ともに安心して生きていたい

第3段階:愛と所属の欲求 → 仲間に受け入れられたい。社会に必要とされる居場所を持ちたい。

このあたりを求めていると仮定して
求人情報に載せるべき内容は精神的に得られる「安心感」「満足感」を満たすベネフィット(利益)ではないか。

具体的に「第2段階:安全欲求」はこんな感じです。

(求職者のターゲット)
子どもが小学生低学年以下(未就学児含む)のママさん介護士(看護師)を採用したい!

(安全欲求)
安心して子育てができる環境が欲しい

(解決方法)
・施設内に保育所が併設されているので、送り迎えが楽で緊急な場合もすぐ行ける。
・デイサービス職員が送迎の帰りに学童保育から子どもを施設へ乗せてきてくれる。
職場からまっすぐ自宅へ帰ることができるので、自宅の夕食準備に早い時間から取りかかれる。

 

3.掲載時に気にとめたい一工夫

ここまでお話してきたことで、自施設の状況との違いを感じてくださった方もいらっしゃるかと思います。

最後にお伝えしたいのは「掲載方法の工夫」です。

どういうことかと言いますと、若者層(20代~30代)は特にLINEやInstagram、Twitterに慣れている世代です。例えば、採用ターゲットをそういう層にする場合、日常生活の中は短文に慣れており、ぱっとみて長文すぎると離脱してしまう恐れがあります。

ですから、重要なことは『端的に自施設の特徴やベネフィットを訴求する』ということです。

そしてできれば文章(職員インタビュー)のほかに、ベネフィットを説明する写真や動画などを合わせて掲載すると尚良しです!

 

ぜひ新年度に向けて、取り組めることがあればチャレンジしてみてください!

それでは、また次回お楽しみに♪

 

これまでのブログはこちら↓
第1話 すぐできる!応募のくる求人票は○○を改善するだけ
第2話 応募者がくる施設はやっている!求職者が集まった事例紹介
第3話 求人チラシが効果抜群な理由