こんにちは。
営業部の樋口です。
まずは前回(2021年3月20日)投稿しました記事がたくさんの方にアクセスいただき、昨年度の社内ブログ閲覧数「第1位」となりました。ご覧いただきました皆様ありがとうございました。
前回の反響を励みに、今回もわたし樋口が失敗経験から学んだ介護事業所がすぐ使える「求人ノウハウ」を投稿させていただきます。
私は大学を卒業してすぐ出版社に就職し求人広告の営業をしていました。
そこで分かったことは、、、
求人営業は営業のプロであって、求人のプロではない、ということ。
つまり求職者の応募数を増やすのではなく、求人する事業所を増やすことが目的になりがちです。もちろんそうじゃない広告代理店も一定数いらっしゃるように感じますが。
実際、私が介護施設で採用担当していた時も求人広告を出すと、掲載した日の朝から引っ切りなしに私宛の電話が施設にかかってきて、数日間仕事を止められていました。
この経験からぜひみなさんに今回知っていただきたいことをテーマにします。
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第2話
施設ホームページを更新する
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まず求人広告で大切なことの1つ目は、
広告代理店や求人広告会社がおすすめする表現は
疑ってかかった方が良いということです。
例えば、『アットホームな施設』とか『わきあいあいやってます』という表現のキャッチコピー、よく使われがちですが、この表現で施設の雰囲気や仕事の具体的なイメージってわきますか??
私なら速攻で別な求人を探します!
応募者からすると、職場の雰囲気がぼんやりとしか感じられないうえ、自分にかかわる給与や福利厚生のメリット、指導してくれる先輩職員、キャリアパスはどうなってるんだろう?と働くイメージができないんです。
だから、応募するという行動に移せないわけです。
もし自施設で働かれている職員さんが給与にメリットを感じられている場合、「高待遇!年収500万円以上が可能」みたいなキャッチコピーの方が求職者には目を引くコピーと言えます。ただしきちんと本文内に事実である理由(支給例)を提示する必要はあります。
ここで大切なことは求職者に対して「自施設の強み」を明確にPRすることです!
もし「うちの施設に強みなんてないよー」というのであれば、探すことから始めてください。気づいてないだけで、意外と何かあるものです♪
次に求人広告で大切なこと2つ目は、応募者目線で考える。
つまり広告を見た求職者が次にどんな行動をするか予測して対策することです。
みなさんもTVやチラシ、スマホなどで気になる広告を見つけたとします。その次の行動って、その商品のホームページを探して、もっと詳しい情報を知ろうとしませんか?
例えば口コミやレビューを読みあさったりとか。
これは求人広告に置き換えても同じこと。
求人広告と施設採用ホームページの導線がしっかりしていれば、きっと応募が見込めます。
ところが、施設ホームページに職員採用専用ページを完備している事業所はまだまだ少なく感じます。みなさんの施設、採用専用ページはなくても、施設紹介ページはありますよね。ちなみにそのホームページの投稿情報は最近いつ更新されました?もう1年以上更新されてないっていう施設さんは機会損失しています。
求職者が求める必要最低限な情報は「施設の日常」です。
自分の興味を持った施設の職員さんが利用者さん(入居者さん)とどんな暮らしを送っているのかを知りたいのです。今は昔に比べホームページも気軽に作成できます。SNSを活用し無料で情報発信することも可能です。やりかた次第で、自分たちの取り組みを知ってもらう機会はいくらでも作れます。
もし施設でブログやSNSをやっているなら、ぜひ下記のテーマで月1回でも良いです。
毎月記事を投稿してみてください。
□普段の取り組み(行事)
□どんな職員が働いている
□どれだけの公休があるのか。〇〇さんのプライベート時間の楽しみとか。
□研修体制や報償制度
□最近入職した職員さんのインタビュー
就職(転職)は自分の人生の岐路です。
家族がいる方であれば、内情がわからない状態で応募することはまずありません。
相手を知るには、まず己を周知する必要があり、採用活動で成功する施設はこれをコツコツ行っています!
みなさん、試行錯誤しながらで大丈夫です。
たぶんいきなりうまくいくことはないと思いますが、うまくいかなかった原因を探して改善することが、結果的に自分たちなりの採用活動方法を見つける最短ルートになります。
このブログを読んでいただけたみなさん、騙されたと思って早速やってみてください。
行動しなければ、何も始まりません。
それでは、まだ次回をお楽しみに♪
前回のブログはこちら↓
第1回目のテーマ 仕事内容 を改善する