介護のグローバル時代

アライアンス推進部の宋です。

私は中国出身で、来日11年目になります。会社の中に、私含めて中国出身の者は3名います。
今週の一つの出来事についてお話しします。

ある日、いつもお世話になっているケア樹ユーザである「◯◯介護事業所」の方から電話いただきました。
日本語の話せない中国から来ました利用者様夫婦が、◯◯介護事業所に入所体験する予定です。
(利用者様は日本国籍ですが、中国残留日本人であり、ずっと中国で育てられたため、日本語を話せません)
◯◯介護事業所には中国語の話せるスタッフがいないため、簡単な中国語を教えて欲しいとのことです。

「え?こんなケースもありますか?」私初耳ですので、少しびっくりしました。
もう少し話を聞くと、中国語の場合だけでなく、韓国語しか話せない利用者様のケースもあるようです。

さすが、介護のグローバル時代来ましたね。
外国人の介護スタッフだけでなく、“外国人”の利用者様も増えるかもしれませんね。

しかし、話を聞くと、外国語の利用者様を受け入れられる施設は、県内に5箇所しかないみたいです。
介護のグローバル時代、本当に対応できるのでしょうか?

利用者様の入所体験日の前日に、私が◯◯介護事業所へ訪問し、簡単な中国語講座をしました。
中国語の発音は日本人にとって難しかったですが、スタッフの皆様は本当に一生懸命勉強していました。
「你好」「谢谢」「再见」…
スタッフの皆様は、利用者様のために、真剣に中国語を勉強している姿をみた私、本当に感動しました。

こんなスタッフ様がいれば、言葉の壁を越えられるでしょう。
私はそう思いました。