第三回オンラインセミナー、無事開催できました。

本日、2月21日(月)、
第三回オンラインセミナーを無事に開催させていただきました。

今回のテーマは、

「業務継続計画(BCP)作成のポイントとLIFEフィードバックの活用」

で、講師はユーザー様のご要望多数の

小濱道博氏

でした。

実は記念すべき第一回も小濱先生で内容もLIFEとBCP対策と、
一見同じ感じでしたが、中身が変わっておりまして、
LIFEは現在暫定版ですので、暫定版終わったらどうなるか…などの話、
BCPは前回よりかなり突っ込んだ形で、感染症と災害の双方の業務継続計画の作り方についてご講義いただきました。

実は、私、生まれも育ちも仙台でして、当然東日本大震災は地元におりました。
当時は福島の栄養士の学校に通うところでして、
入学後は放射線測定器などを実際に見たり、
進学過程の先輩に、各野菜や果物の数値や植えられている場所の条件などの土の数値など
細かいものを見ておりました。

数年後、栄養士として市内の沿岸部に赴任となりまして、
しばらく沿岸部の特養に努めておりましたが、
震災時に施設での対応を実際にしていた同僚から凄まじい実体験を聞いており、
あまりの凄惨さ・何もできないやるせなさ・優しい人の多い現場の人々の苦悩と叫びに
言葉を失うとはこういうことだと
思ったことを思い出しながら先生の講義を聞いておりました。

また、市内で感染症のクラスターのご経験がある施設様からもご状況をお伺いしておりましたので、
その対応の
内外との連絡の過酷さ・少ない人で業務を継続する現場でのやるせなさ・利用者様に対する申し訳なさでの重大な心労などを思い出し、先生の講義内容に思いを馳せておりました。

先生のおっしゃられたこと、私が経験したり見たり聞いたりしたこと、そのままでした。
先生が津波による川の遡上のお話をされてましたが、
実際、私の実家は海岸線から8㎞の距離でしたが、近くに大きな川の支流があり
その支流をさかのぼって、その位置まで海岸の軽トラックが流れてきました。

地元の津波は6~10mだったと言われています。

流れてきた軽トラの中に人がいるのかいないのか、
発見した当時はなんだか信じられなくて吐き気がする思いだったことを覚えております。

津波から3日後にぬかるんだところに自転車で踏み込みましたが、
自衛隊に立ち入り禁止と言われ、友人を探しに行けませんでした。
結局、友人は仙台東部道路まで逃げていた為、自衛隊に救助されていて一命をとりとめたのですが、
本当に生きた心地がしなかった。
携帯電話が通じなくなる寸前に「家が水の中で燃えている 周囲が爆発していてどうしようもない」
というメッセージを受け取っていたので、
連絡取れるまで本当にずっといろいろと考えました。きつかった。

ちなみに自転車は津波後のぬかるみでは役に立たないです。
乾くとかなり細かい粉塵となって呼吸を阻害します。
自転車で行くと息できません。
浸水地域だと、防塵マスクは絶対必要ですね!!!!!

BCP対策がメインになってしまいましたが、
こんな感じで当時を思い出してしまうくらいかなり具体的な小濱先生の講義でした。

LIFEも暫定画面終了後のイメージもご説明いただき、
LIFEにモチベーションが落ちていた施設・事業所様は少し希望が持てたのではないでしょうか?

小濱先生に希望を持たせていただいた方は多いのではないかと感じました。

次回以降も、お役に立てる講義を開催させていただければ幸いです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。