ソフトバンク史上最大、3.3兆円で英ARM買収

10時間前のBBCのニュースによれば、ソフトバンクが英国のケンブリッジに本社を置く半導体知的所有権会社、アーム・ホールディングス(ティッカーシンボル:ARMH)を240億ポンド(3.35兆円)で買収するか交渉中だそうです。

2年前、フランスのアルデバラン社の買収により、ソフトバンクは世界初の感情認識人型ロボットPepperを世の中に送り出しました。また、昨年IBMのAIクラウド「Watson」を日本で独占販売する契約を結びました。

通信のインフラの上に、AI、Iot、ロボットという新たなプラットフォームを構築できれば、ソフトバンクの「情報革命で人々を幸せに」という経営理念を実現している戦略が見えてきます。人間でいえば、知識&考える力(AI)、脳(CPU)、神経(Iot)は一番重要な要素となっています。これを抑えれば世界を左右するリーダー企業になるのは間違いありません。素晴らしいことで、さすが孫さんだなと思いました。

AI、Iot、ロボットが進歩すれば、我々のライフスタイルが変わり、生活が便利になります。ただし、人間が労働を通して価値を作るという原則が変わります。工場の労働者の代わりに産業ロボットが活躍するのと同じように、サービスロボットはサービス従事者の仕事を奪います。貧富の差はさらに大きくなる可能性が高いです。私はPepperを見た瞬間、映画「AI」の始まりを強く感じました。人間はロボットを作るより、もっと子供を作るべきだと思います。とは言え、高齢少子化の中で、ビジネスは社会の課題を解決(ニーズを満たす)することが生き残る唯一の道です。前に進むしかない、どこに進むかコントロールできないのは人間の宿命です。